カテゴリ:幼稚園の様子
ようちえんニュース「俳句教育&こうとう学びスタンダード」

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江東区は、松尾芭蕉や小林一茶、石田波郷らが居を構えていたことなど歴史的な縁があることから、すべての区立小・中学校・義務教育学校で俳句教育に取り組んでいます。
こうとう学びスタンダードの国語スタンダードには、「季節を感じ、俳句に親しみます」という項目もあります。
ちどり幼稚園でも、幼児なりに、俳句に親しむことができないかと考え、毎月の誕生会の園長からのお祝いの言葉の中で、「今月の俳句」として、一句、こどもたちに紹介しています。
句を選ぶ基準は、「その月に生まれたこどもたちに似合う句」です。
昨日行われた6月生まれの誕生会で紹介したのは、次の句です。

紫陽花に 雫あつめて 朝日かな(加賀千代女)

穏やかな雨上がりの朝、庭の紫陽花が雫を含んで、朝日の輝きを受けて、とてもきれいな様を詠んだ句です。
誕生会では、「6月生まれのお友達は、きっと、この俳句のように、穏やかで、きれいな心をもったお友達なのではないかなと思って、この俳句を選びました。」と紹介しました。
今後も、素敵な俳句、美しい日本語をこどもたちに紹介して、心を揺り動かす感動体験を重ねていけたらと思っています。
秋頃には、年長さんと、言葉遊びの一つとして、俳句ごっこができないかなぁ・・・などと思っています。

4月、5月に紹介した俳句も、写真で載せておきます。
4月の俳句は、与謝蕪村の句です。
「4月生まれのお友達は、この句のように、一緒に居ると、なんだかほのぼのとして、心が温かくなるようなお友達だなと思って、選びました。」と紹介しました。

5月の俳句は、山口誓子の句です。
「5月生まれのお友達は、この句の風のように、さわやかで、力強くたくましい心をもったお友達なのではないかなと思って、選びました。」と紹介しました。

公開日:2021年06月23日 19:00:00